2012年2月22日水曜日

プロフェッショナルの不在。

Jr.です。

 久しぶりの更新です。最近はfacebookやtwitterなどのSNSの発達もあり、ブログを更新するよりもリアルタイムに発言できるメディアが出来てきました。そういう流行には敏感な私ですので、懲りもせずになんでも首を突っ込んでいます。(下記参照)というわけで、こちらのブログを更新するほどのネタも出しつくしてしまうのが現状です。しかし、また気になることがありましてブログ久々の更新となりました。

 最近どこにいっても感じるのが、ものづくりに携わる人間のほとんどが高齢化していることです。どこの会社の職人さんも、40代後半から60代の半ばの方が多いのです。20代はまあ稀な感じです。高齢化社会なので、しょうがないかもしれませんが、サービス業とか運送業をみてみると若い人が結構います。しかし、技術職となると極端に若い人が少ない気がします。仕事柄、製缶や鉄骨作業現場に足を運ぶことが多いのですが、もう誰が見てもわかるほどの老練な職人さんが、痛い腰と闘いながら仕事をしている姿をよく見ます。皆、その人の下についている人などいません。技術の伝承が途絶えてしまうのです。

 伝統芸能や伝統文化などは、国やしかるべき機関が保護するためにさまざまな施策をして、その伝承が途絶えないように保護しようという動きがあります。が、鉱工業などに携わる人たちの、その業種でしか身につけることのできない技術とか知恵、工夫は途絶えていくばかりで、職人と呼ばれる人はだんだんと少なくなっているのが現状のようです。もし、伝える人がいるとしても、今度は教える人がうまく伝えることが出来ないこともあるようです。昔っからの流れで、「目で見て覚えろ、黙ってすることをしろ」では、なかなか指示待ち族として育った世代には理解されない伝承法になっていってしまっているようです。

 ある得意先の工場責任者の方は、自分で考えさせてやらせる方法をとることで、否が応でも自分の仕事に責任を持たせる形をとることによって、仕事のノウハウを覚えさせるといいます。予めフォローはしておいて、そのことを伝えず、自分でどこまで対処できるかをみるそうです。臨機応変にさまざまなことを経験することによって自然と身につく技術や知恵は生まれるものです。何でもかんでも頭ごなしに否定し、自分のやり方をやらせる方法をとっていては、いつまでたっても仕事を覚えないし、教える方も一つ一つ教えなければならないので苦労します。まずは考えさせて、足りないところは補って、自分にはない新しい技術を生み出すことが、今の伝承法としてふさわしいような気がします。そういった意味でも、モノづくりの仕事にはプロフェッショナルが必要なのです。そんな人たちが不在の今、手探りでものづくりを支えようとしている若い技術者が、わずかながらいることも、我々は忘れてはいけないと思います。

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