2010年12月25日土曜日

今年もありがとうございました。

 jr.です。

 営業日があと1日なので、実質今日が今年最後のブログ更新となります。この1年間は本当につらく厳しい1年になりました。荒波の中を、落ちないように船にしがみついていく1年になると社長が語っていたように、本当に日鋼スチールにとってはなんとか粘って残った1年だったように思います。そんな中でも、2年越しで、プラズマ切断機を導入し、作業効率をアップさせ、前を向いていくための設備投資も行いました。背伸びせず、弊社がやれる最大限の努力をしていくことが、これからも重要になってくると思います。
 とはいえ、斜陽産業になりつつある鋼板加工業をこれから果たしてどう発展させていくか、ということを考えた場合、やはり国内産業の低迷でこれから成長することはまずあり得ないでしょう。となると、どうそれに向き合うのかということを考えていかないといけないでしょう。新しい分野を構築していくことももちろん重要なのかもれません。弊社にしかできない何かを見つけることも重要でしょう。しかし本線はやはり鋼板加工であるので、そこから目をそらすことはできません。日々仕事する中で、ただ値段の競争になってしまっている業界全体の流れの中で埋没してしまうことを恐れています。単独で仕事をすることは、非常に困難な時代になってきています。かといって、大企業に組することはコマになることであり、コマというのはいつでも切り捨てられる恐怖と闘わなければなりません。坐して死ぬか、闘って死ぬか。どちらにしても棘の道です。
 私自身の今考えていることは「業界再編」です。材料加工業はこれ以上価格競争すればジリ貧になるし、正当な加工賃を無視し、お客様の指値に合わせて仕事するようでは、業界自体の見方はいつまでたっても低く見られてしまいます。それを解消するにはやはり増えすぎた過剰設備を淘汰して、身の丈商売をするか、部門別に得意な会社が一つになることしかないでしょう。どんな産業でも一度は迎える業界再編の波が、いよいよ禁断の製造業にも押し寄せてきているとみていいでしょう。来年こそチャンスだと思います。それぞれの専門分野が一つにまとまれば、無駄な価格競争もない、正当な取引がスムーズに行われるとおもうのです。
 そうはいっても、遠吠えです。。食うか食われるかの生存競争と化してるこの業界に共存共栄のような甘い考えをもっている会社はほとんどないでしょう。来年もそうなれば船の舳先にぶらさがっているしかないのでしょうが、這い上がれるだけの仕事量の確保ができるのかがキーになってくるでしょう。生き残るためだけの、明日なき仕事を続けていくことでいったい未来はいつ開かれていくのか、ただ希望を持ちたいだけなのに、それさえも持つことのできない業界になること自体が、寂しくもありむなしくもあります。先なきことをただとつとつと言っていてもしょうがないので、いつかは切り開ける未来が待っていることを信じて、今は目の前の仕事をシビアに、迅速に、根気よく、まじめに続けていくこと。これを自分の中での指標にして来年もまた一歩一歩歩いていきたいと思っています。自分の会社で出来ることは何かを、来年もずっと続けて考えていきたいです。
 
 最後になりましたが、来年もまた日鋼スチールをどうか宜しくお願い致します。年末年始どうか皆様お怪我などなされぬように。。ありがとうございました。よいお年をお迎え下さい。


2010年12月14日火曜日

いつになるのか価格の正常化。。

 jr.です。

 このブログを始めてから一度も景気のいい話をしてません。
むしろできないというのが本当のところです。つらいところで
す。。
 これ以上、政治や政府の責任にしたところで、仕事が増える
わけでもなく、景気が良くなるわけでもないので、もう国への批
判や政府への不満は語らないことにします。でも、製造業者と
しては、いい加減このデフレをなんとかしてほしいと願うばかり
です。
 材料加工には、実際定めた価格とは違う製作コストがあります。
切断準備、工程、2次加工、配送。。それらを加味して価格設定
をします。まあ、これは製造業者にかかわらず、商売全体でみて
もそうなのですが、物の大小や量によっても当然価格は違ってき
ます。が、このデフレ不況になってしまっては、そんな常識も通用
しません。どんなに小さく、量が少ない製品でもすべて大きいもの
量の多いものと同じ価格設定でというケースは当たり前のようにな
ってきつつあります。ある程度、まあこれぐらいが適切な価格では
という価格がすべて壊れてしまっている、まあ要するに価格破壊
状態というか、「崩壊」しています。
 よく同業者の方というのですが、レストランにいっても食べ物が
さまざまあり、どれもがその分量や種類によって価格が異なって
いるし、例えば列車にしても特急車と普通車では切符の値段が
違います。しかしこの業界では、種類や分量が違っていたり、納
期が至急、そうでないに関わらず一律この価格でと、製造側が決
めるでもなく、発注者が指定するケースが多くなっています。これ
が商売でしょうか?これが資本経済でしょうか?個々に談合して
いるだけ、ダンピングしているだけです。誰も得をしない仕事を
ただ毎日繰り返しているだけなのです。こんな経済がもう3年以上
続いているのに、一向に企業の数は減らないし、一向に仕事状況
は一部を除いて変わっていません。
 まあ、こんなことを書いても自分から変えていこうとしていない自
分がいるので、むなしくなるだけですが、本当に今の状況で皆さん
が納得して仕事をされている方がはたしてどれくらいいるのでしょ
うか。今の状況が、本当に通常なのだと思って生活している人がど
れくらいいるのでしょうか。いつ終わるかもわからないこの価格設定
の異常事態が「なに、そんなの当たり前のことじゃないか」と、皆が
思ってしまう時代が来ることを、私は戦々恐々として迎えることに
強い不安を感じています。

2010年12月6日月曜日

久々の議論と心地いい時間。

 jr.です

 久々に、異業種後継者交流会を開き、(まあ正確には忘年会ですが。。)共通した悩みや相談を互いにぶつけ合うことのできる場として復活したような感じで、充実した時間を過ごすことが出来ました。酒や料理が挟まっていると、ほんとにリラックスした雰囲気の中で、濃い話ができるので真剣に語り合ったり、馬鹿な話で盛り上がったりで、大学のサークルのような久々の感覚でしたね。嬉しい時間で、心地いい感じでした。

 とはいえ、やはりこの不況がいつまで続くのだろうかという、後継者ならではの悩みはみな一様に深いです。これはどんな業種でも共通した悩みといえるでしょう。特に製造業の斜陽はみるも無残な状態です。生き残っていくのはやはり資金力があり、広範囲に販路を開拓していける大企業だけなのでしょうか。いざというときの日鋼スチールはもういらない存在なのでしょうか。。そんな率直な意見を、この前ここ2年ばかり注文のない得意先にぶつけると、素直に「そうだね。。(あと無言)」と言われてしまいました。他の業種の方々も同じことをいわれているようです。はいつくばってくっついていくという時期は、とうの昔に終わりました。いよいよふるいにかけられる時期が来ていると感じています。どこまでついていけるかは神のみぞ知るでしょうが、このままでは終われないなと、秘めたる闘志を燃やす日々です。。