2010年2月11日木曜日

信頼関係とは。。

 jr.です。

 昨日こんなことがありました。
 A社が作った加工物(約トータルで1トン強)が、完全なミスで
すべて作り直すことになりました。しかし納期は2日後。今から
材料を手配して加工物を作ることというのは至難の業です。
たまたま別件でうちの会社に来ていた同業の営業の方が、そ
の材料を手配してほしいのだが、できれば溶接加工までして
ほしい、社運がかかっているのでとの依頼を受けて困ってい
ました。その営業の方とはもうそのかたが入社されて以来、ず
っとうちと取引関係をもっていて、社長とは旧知の間柄です。困
っている様子を見かね、社長はその仕事をなんとかしてやろうと、
まず材料加工を1時間程度でやってしまいました。しかし、今度は
溶接加工がネックになります。うちはまったく溶接加工はできませ
ん。しかも、機械加工に1日は最低かかるので、1日ないし半日し
か、溶接加工までの猶予はありません。普通なら納期まで最低2日
以上は欲しいような加工条件の中、社長は加工業者に直談判まで
して、何とか夕方に仕上げた材料を引き受けてくれた加工業者まで
運び、翌日の午前中にすべて終わらせ、1日の余裕を作って機械加工
業者に渡したのです。
 「信頼関係や」。こんなことが、どうして出来たのか。社長に問うと
即座に返ってきました。まずは困った仕事を受けた同業他社の営業
の方と、社長との信頼関係、社長と無理な納期の加工を請け負って
くれた会社との信頼関係。このどれもが欠けていると、こんなことはでき
ないと。「よし、やろう!あとはまかせておけ!」という社長の一言は、
何かずんっと自分の心に響く声でした。今の自分には、あんな声をだす
ことはできないな。。また一つ、社長の存在が大きく見える瞬間でした。

「そのかわり、お金のことはいうたらあかんで」。

もう社長には脱帽です。(笑)

2010年2月6日土曜日

古き良き悪き悪き。。(笑)

 jr.でございます。

 久しぶりのブログです。ネタがないわけではありませんが、
ここのところ御無沙汰でしたね。

 仕事の方は相変わらず低迷しています。我が日鋼スチール
は、鉄骨建築関係の鋼材加工を主力に行っていますので、
鉄骨関係は軒並み仕事が減っています。あったとしても、同業
他社が多いので、低価格競争にさらされてしまいます。お互いに
得をすることはないのに、低価格で推移する今の現状は、嘆か
わしい事態です。本当に毎日がサバイバルになってきつつあり
ます。年初めに私がずっと考えている「生き残り」について考える
余裕すら、現状では許されない状態です。

 前にもいいましたが、お互いにいい状態、条件がそろえば、企
業間の業務提携、あるいは業務集約、合併などを考える時期に
来ているのではないかと思います。ひとつ、言っておきますが、
これは今、余裕のある会社が考えることです。今苦境にたたされ
ている、借金まみれで倒産しかかりの会社がこんな提案をしたっ
て、相手にはされません。私が今こういう提案をするというのは今、
私たち材料加工屋が、世間一般の製造業に比べてかなり低いレ
ベルで見られている現状があります。それはなぜかというと、まっ
たく企業価値、産業価値を下げるような激しい価格競争の真った
だ中にいるからです。いずれこの流れは産業の破たんを招くでし
ょう。外国からの外圧にも向かっていかなければならないし、お互
いがつぶしあうような競争は誰も得をしないと思います。

では、どうすればいいか、ということを考えたときに、業界全体の
再編が必要不可欠になるわけです。何か新しいことをしようと考え
ることもよいことですが、一つのしがらみの中で、どんな新しいこと
が生まれるのでしょうか?時間とお金の余裕は、現状ありますか?
明日を生きていくのにみんな苦労しているのに、希望の持てる新た
な事業、産業の研究開発をすることができるでしょうか?
少なくとも私はできないと思うのです。

 枝葉に分かれた業界を一つの幹にするのは容易ではありませんが
出血をくいとめる一つの手段にはなりえると思います。しかし、この
業界には、これまでも再編の流れが出来かけては消えていく悪しき
伝統があります。古き良き流れも当然この業界にもありますが、とに
かく鉄を扱う業者は、シャレではありませんが頭が堅い人々が多いで
す。(うちの社長も含めてですが(笑))きっと我々世代が台頭してくる時
期まで、この悪しき時代は続くでしょう。なら、しがみついてでもはいつ
くばっても、時代の流れが変わるまで生き残るのみです。しかし現状お
互いが協力して絶対に企業価値を下げない、勝ち残っていこうと考えて
声をかけて頂けるところがあれば、私も社長も聞く耳をもって前向きに
検討するつもりです。