2009年3月19日木曜日

魔の四月の予感。。

 jr.です。

 一部の電炉メーカーの価格の引き下げにより、市況が完全に混乱状態に
あるといえます。注文を頂く得意先様の、価格に対する見方が厳しくなって
いるのは事実です。しかし、巷ではまだ在庫調整がうまく進んでいない上に、
仕事自体も減少傾向にあり、価格の高い在庫が積みあがっているような状
態です。それは何も、市場に限ったことではなく、製造しているメーカーの資
材倉庫にもまだ多くの材料が眠っているのです。そんな状態で、市況だけが
先行して価格が引き下げられています。こうなってきたらもう、体力勝負に
なってきました。どこまで、我慢できるのか。。魔の四月の予感です。
 鉄鋼業界は常にこのような危機を何度となく繰り返してきています。その
たびに弱者はつぶれ、強者は弱者を吸収して何とか会社を維持してきま
した。しかし、今回はその縮図にも変化が見られます。強者が弱者よりも
体力的にきつくなってきている点です。人間、何度も殴られればまっすぐ
に立つことすらも難しいですよね。幾度となく危機を乗り越えてきたツケが
ここにきて体に相当ダメージをうけてしまっている状態なので、堪えてきて
いるのです。
 ここからは、私の想像ですがまあ戯言と思って読んでください。いまや
日本の企業も「小」が「大」を飲み込む時期に来ているのではないでしょ
うか。大企業の人事をみても、系列子会社のトップが、本社のトップにな
るケースがあります。大世帯になったが為に生まれる雇用保障という壁。
子会社にはとくに影響はありません。人員削減にも気を使う必要があま
りないから、コストを下げることは容易にできます。ただ、そこにないの
は大企業のもつブランドイメージと拡販できるだけの営業力だけ。子会
社のコスト削減と、大企業のもつ営業力が合わされば鬼に金棒なのです。
 私の会社は「小」ですが、条件次第では業務提携や経営統合、いわゆる
M&Aは積極的に考える時期にきていると思います。将来的には必ずそうな
ると思います。ただそうなったとしても、日鋼スチールとしての基本的なスタ
ンスは変えるつもりはありません。

 まあ、あくまで戯言ということで。。^^;

2009年3月9日月曜日

創立20周年です。

 jr.です。

 明日でちょうど、㈱日鋼スチールが創立して20年という節目の年に
なります。創立当初、バブル期終盤の真っ只中にいた弊社ですが、
その後の不況にもめげず、社長以下社員の日頃のたゆまぬ努力と
御得意先様の御高配により、20年という節目を迎えられたことは
嬉しい限りです。関係者の皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。
まだまだひよっこの会社です。難しい時代ですが大空を高く飛ぶ鳥の
如くこれからも成長していきたいですね。

 しかしまた20年というこの年に、100年に1度といわれる不況にぶち
当たったというのも、何か因縁めいたものを感じずには居られません。(笑)
私jr.にとっても、日鋼に入った年にこんなことが起こるなんて想像も
つきませんでした。私の世代はまったくいい時期っていうのを経験してい
ない世代です。受験戦争、バブル崩壊、就職厳冬期、そして平成の大不況。。
そういう宿命なのかもしれません。。いいことを経験していないと、人生に
光なんかあるんだろうかとか、考えがちではありますが、日々の生活の
中で、少しでもそういう光があれば気を取り戻すことができるという意味では
比較的に幸せな世代なのかもしれません。

 私の光ですか?今は子供たちですかね。仕事から帰って子供たちの笑顔
を見るとすごくうれしい気分になります。自分が子供のころはきっと両親も
そういう思いだったのかもしれません。独立した20年前、両親の不安を察知
して私は両親にとって希望の光となっていたのだろうかとこの20年目を通じ
て、ひっそりと思いをはせている次第です。

 

2009年3月3日火曜日

守らなければならないこと。

 jr.です。

 3月に入りまして、季節は春めいてきましたが、本業の方は
未だ在庫調整の真っ只中にありまだまだ春は遠い感じです。
同業他社の価格の泥仕合は相変わらず、どこも在庫調整
に四苦八苦している様子がわかります。そんな中でも、守ら
なければならないものはあるはずです。しかし、もはやこの
業界はまったく以前とは違ってその守るべきものにも変化
を起こそうとしている感じがします。

 普通、鋼板には規格というものがあり、規格の応じてエキストラ
(いわゆる追加料金)というものが存在し、かつ板厚のおいても
エキストラは存在します。しかし、最近ではそのエキストラ体系を
無視し、独自の価格設定により、採算度外視で格安で材料を提供し
ている業者が多いのです。まったくそんなことをしても意味がないの
にです。ただ、値段のみが独り歩きし他者の価格迄もに影響を与え
てしまっている現状があります。その結果、単価は低い水準になって
しまい、業界全体の浮上は難しくなってしまいます。

「生き残るためにはしょうがない」と言われてしまえばそうかも
しれませんが、全部が死んでしまってからでは何の解決にも
ならないのではないでしょうか。

 変化、変革ともてはやされている今ですが、全員が上を向ける
変化、変革なら大歓迎です。しかし、自分で自分の首をしめるよ
うな変化、変革というのは、いったい何のメリットがあるのでしょう。

 
 先人が築きあげてきたものの上に、自分たちが乗っていることを
私は忘れてはならないと思っています。築き上げたものを壊すよ
うでは、自分たちの足元までもなくなってしまう可能性があるから
です。もう死語になりつつある「適正価格」をもう一度考える必要
があるのではないでしょうか。間違ってほしくないのは強気になれ
と言っているわけではありません。礼を尽くして、お客様に説明し
その上で検討を促すことが、適正な商売のやり方ではないかと
いうことです。まったく私が言いたいのは普通のことなのです。

若い人材に仕事に対する意欲を促すには、浮上のない泥沼
の中に立たせることが果たして正しいことなのかどうか、業界
として考えていかなければならないと思います。

 今日は長文になりましたね。。(苦笑)