2017年12月8日金曜日

小回りがきく会社、大事に。

jr.です

神鋼の問題は少しずつ落ち着きを取り戻しつつあります。しかし、まだ神鋼NGの仕事もあります。神鋼の鉄厚板に関しては、これまでも何度かご説明しましたが、当初から問題はおきておりませんので、使用しても何の問題もありません。なぜ神鋼がNGなのかは、品質が問題なわけではなく、品質検査における不正があったからです。これも当初から説明させて頂いているとおり、問題となったアルミ・銅とは全く異なる検査方法を鉄厚板の場合しているので、鉄厚板に関しては不正はないのです。

 大きな会社というのは、会社の運営、仕事においての小回りが全くきかないように思います。特に今回の神鋼の問題では、そういった細やかな部分に関しての説明は全くなされずに、アルミ・銅の問題に注視して、ほかの部門ヘのケアまで手が回っていない。それにより、実質的な損害は少ないかもしれませんが、風評による損害がこの神鋼の問題ではかなりの割合で大きくなっているようにおもいます。実際11月は、この風評被害の払しょくに時間を傾けなければならず、大変弊社も負担になりました。

 普段から弊社は細かなところにまで気を配るように社長から教育されておりますので、そんなところまでケアしなくてもよいのではないかと思うところまで、ケアするようにしています。もし、それを怠って問題になったときに、今回の神鋼の問題ではないですが、小さなほころびが大きくなることもあるからです。特にこの業界では、一つのミスが大きな損害につながる事業ですので、日頃から仕事や安全に関する部分はきっちりとすることを心がけています。「一事が万事」なのです。弊社は、大きな企業とは違う零細企業なので、必ずそれが致命傷になります。大きな会社では時間がかかるような問題事例でも、弊社ではすぐに対応できるように体制を常に整えております。「危機意識」というのを常に持ち合わせることこそ、小回りが利く、融通が利く会社となるのです。

 弊社の御得意先はどこの会社も弊社のこの利点をかなり評価して頂いて、継続的にお取引をさせて頂いております。反対に、弊社のこの利点を全く理解されずに離れていくお客様もいます。すごく残念ですが、弊社の努力が足りなかったとその時は思うようにしています。そして逆にその利点を、切羽詰まった状態になってから利用されるお客様もいます。それもうちの利点なので、嬉しい限りです。弊社のお客様は、継続的に、ときには弊社を助けて頂いている素晴らしい御得意先様ばかりです。大事にして頂けるお得意先様の仕事はおろそかにならないようにしています。時にはご迷惑をかけることもありますが、常日頃より弊社を評価して頂いている御得意先様の寛大な心でケアしていただいたり、本当にありがたいと思っています。

 どこまでのケアが必要になってくるかが、今後のこの業界の課題です。慢性的な人材問題、短納期化、安全面。課題が山のようにあります。できるだけこの小回りの利く状態を維持しつつ、御得意先様のご協力を仰ぎながらこれからも進んでいきたいと思います。



2017年11月25日土曜日

私事で恐縮ですが。。

Jr.です

今回は私事で恐縮致します。
弊社顧問でもある母が、15年前突然「カフェしたい」と言い出し、長年貯めてきたお金を出して自分の故郷に喫茶店を開きました。
採算は全く取れない土日のみの営業、気まぐれな母の思い付きで始めた和カフェは、実質は15年も営業してないでしょうが(笑)なんだかんだいいながらだらだらと15年続けてきました。

そんな母がまた突然「ライブできるスタジオを店に作る」と言い出して、15年を前にまた僅かなお金を使って、それまで社長が趣味の骨董品をギャラリーとして展示していたスペースにスタジオを作ってしまいました。まあ何年も、弊社に尽くしてきた母ですので、いまさら何も言うことはないのですが、突拍子もなく動くのでびっくりさせられます。。

そしてなんと、作ったら作ったでまた突然、
「ちょっと15周年だし、有名な人を呼んでライブしたいなぁ」
と言い出しました。当然これは何のつてもないので、あーでもないこーでもないを繰り返しました。どうせなら、歌が上手くてステージが楽しいアーティストを呼ぼうということになり、数年前に私と妻がインストアライブをみて、すごくよかった「花*花」というアーティストにアプローチをかけてみました。

そうしたらなんと実際に来てくれることになりました。

「花*花」は女性デュオで、デビュー曲でいきなり紅白歌合戦に出場、数々の主題歌を手掛けて、数年間の活動休止の後、活動を再開したアーティストです。先日実際にライブの歌を聞きに行き、その歌声もそうですがステージ上の進行も素晴らしくて、これはたくさんの方に来てもらって、この楽しくて素晴らしいライブを多くの人に見てもらいたいと思いました。

年が明けてすぐの1月6日(土)14時、母のお店にてライブをして頂きます。


時期的には、降雪も予想されるため本当にギリギリまで無事に開けるかわかりませんが、新年早々から彼女たちの素晴らしい歌とパフォーマンスを感じてもらえればと思います。土曜日でしかも夜遅くにはなりません。ちょっとでも興味のある方は、是非来ていただけると嬉しいです。^^お問い合わせは、メールアドレスwakafepocoapoco@gmail.comか弊社メールアドレス、私への直接のお問い合わせでも結構です。母のお店については、このページの右上のリンクリスト「和カフェPOCO A POCO」のブログも見てくださいね。

本業とは今日はちょっとちがうブログになりましたが、是非是非よろしくお願い致します。


 




2017年11月15日水曜日

開先加工機、追加導入。

Jr.です

開先加工需要の近年の高まりを受けて、本日開先加工機を追加導入致しました。





タイガースカラーですが(笑)

2台体制になり、効率を上げて仕事ができます。

開先加工だけでもしてもらえないかというお問い合わせ、大歓迎です。



お待ちしております。




2017年11月11日土曜日

リスクマネージメントを考える

jr.です。

 ここ数週間、神戸製鋼所問題でかなり振り回された感があります。正直、ここまでの風評被害は想定してなかったので、本当に驚きです。弊社は扱う素材のほとんどが神戸製鋼所なので、御得意先様にはかなりのご心配とご迷惑をおかけしました。しかし、概ねこちらの説明と、神戸製鋼所の厚板建材部の方との連携によって、完全とはいかないまでも不安は取り除かれつつあるかなと思います。しかし、信頼性はまず損なわれている状況なので、いかにここからまだ見えぬリスクへの対処をするかが、神戸製鋼所にかかっていると思います。

 一般の方には、今一つ今回の神戸製鋼所の問題を理解されていない方が多いと思われます。ともすれば、一昨年から問題になっているタカタ製エアバックのようなイメージを持っておられる方もいると聞きます。これは、大きな間違いです。一番の原因は、神戸製鋼所が行っていた、「製品検査における不正」ですので、製品自体に何かトラブルがあって判明したことではなく、社内調査を行ったうえで出てきたことなのです。一部には、内部告発があったとか、週刊誌の記事が原因だとかいう説もありますが、2008年から神戸製鋼所ではさまざまな不適切事象が実際には起こっており、その調査の過程で出てきた問題であるというのが正しい説です。細かな数値の不具合を、昔でいうところの「ボールペンなめなめ」して改ざんしていたということです。それが、日常茶飯事に行われていたということが大きな問題となったのです。

 報道を見ている限り、「特別採用」枠の不正利用という話もありましたが、「特採」というのは、顧客企業との間にかわされている品質基準であり、JISと呼ばれる基準とはすこし違う部分もあります。確かに特採は、機密性が高くJIS基準を満たしているか満たしていないかというところははっきりしません。しかし、法律的にも認められていることであり、特採の認識についてはなかなか難しい部分ではあります。報道各社はこの玉虫色の部分を掘ってきており、これは神鋼だけではなく、ほかの製造業者も戸惑っている部分です。工業基準として明確なものはないので、不正採用がどのくらいあったかということを調べるにはかなりの時間と労力を費やすことになります。その間にも仕事はどんどん始まりますので、はっきりいってそこに時間と労力を持っていけるだけの人員と金銭は、今の日本の製造業にはないとおもいます。これは大変危険な状況ではあります。数年前にあった耐震偽造事件もまた、しっかりとした調査が行われぬままに起こってしまった事件でした。同じことをまた繰り返す可能性はあります。神鋼だけではなく、製造業全体の危機として、今回の神鋼不正問題を考えていかなければならないと思います。

 リスクマネージメントを考える上で、やはり他社で起こったことというのは自社にも跳ね返るんだということを常に認識しておかなければならないと思います。弊社では、他社で起こった問題を必ず社長と共通認識して、自社にどのような影響があるか、また自社で同じようなことが起こった場合、どういう対処をしていけばよいかということを考えるようにしています。他のことだと放っておけば、必ず自社に跳ね返ることを今回すごく感じました。私はいち早く、神鋼問題が起こった際、御得意先様全体に今回の不正についてHP上やFACEBOOK上でご報告させて頂きました。その対応については、一定の評価を頂いています。やはり常に持たなければいけない危機意識は、中小零細企業にとって一番重要なことだと思っています。

 今回の神鋼問題では、本当にいろいろなことが重なって起こっていることだと思うので、なかなか根本の原因究明は難しいかもしれません。しかし膿は全部出してしまったと考えれば、新たな神鋼にはもう前を向いて進むしかない道しか残されていないと思います。信頼性の高い事業は継続して守る努力をして頂き、変えるべきところは変えていってもらいたいものです。


しつこくなりますが、くれぐれも正しい知識と見識を持って情報を精査し、風評には流されないように、皆様におかれましては願うばかりです。 






2017年10月25日水曜日

営業、製造が一体となって!

jr.です

 秋が顔をのぞかせはじめた折に、大変な問題が起こってしまいました。御得意先様には多数のご心配とご迷惑をおかけしております。対岸の火事と思っていたら、どんどん延焼し始めておりますので、こちらとしても戸惑うばかりです。会社として、専務としての弊社の考えはFacebook(以下FB)にて答えさせて頂きましたので、改めてご確認いただければと思います。
 
 先日、神戸製鋼所(以下神鋼)より担当課長が謝罪と今後についての話がありました。今、神鋼内部でも混乱しており、連日の会議は紛糾しているそうです。お話を伺う限り、内部は統率が取れてないような状況で、手当たり次第粗探しをしているような感じです。顧客との間で解決している案件でさえ、不正の対象にされてしまっている。うーんという感じです。そんなことをすれば余計に顧客との間はぎくしゃくするのに、どこまで精査しているのか、本当にこのままで大丈夫なのかと思ってしまうような状況です。

 信頼を失うことは、利益を失うことよりも怖いことだなと、改めて思っています。

 FBにも書きましたが、製造現場は品質の悪いものをあえて顧客に売りつけるようなことは誰もしていないと思います。様々な要因が重なって、粗悪品というものでもないですが、基準値とは違う製品を作ってしまっていたというのが、私の予測としてはそんな感じではないかと思っております。それが常態化して、信頼を損なう結果になっているのだと思います。では、品質基準とはJIS規格で測れるものなのかどうかという点においては、それはちょっと違うと思うのです。JIS規格でもまったくダメなものはあります。近年ではJIS規格よりもさらに厳しい品質基準を、取引企業と独自に決めている実状があります。そんなことは、マスコミでも取り上げられないことです。それだけ厳しい基準を設けている製品を、我々はそれにかかる対価を払わずに手にしているのです。これはかなり他の国に比べても恵まれている状況だと思うのです。全くけがれのない、完璧な製品以上の製品を、一部の粗悪な外国製品と同じような価格で買える世の中です。本当にこの国はすごいと思います。恵まれていると思います。

 今回数々の製造現場における不祥事は決して許されないことは間違いありませんが、諸外国よりも、一枚も二枚も厳しい厳格な基準を設けている日本の製造業が、数パーセントの不純物でも紛糾され、叩かれ、打ちひしがれてしまう。また厳しい基準を自らに課し、さらなるコストをかけて完璧の上を行く製品をつくる。その製品に、上がったコストの分を上乗せする。ますます日本の製造業で生産された製品は高くなる。売れなくなったら、規制緩和され、そしてまた不適切な製品がでる。また厳しくする。。。いつになればこの国は、こんな堂々巡りをやめることができるのでしょうか。前にも言いましたが、経団連のお偉方には、そんな現場の声に耳を貸す方は誰もいないのです。この国には、まったく他人に対しての信頼はないです。そんな関係を、現場と企業が作ってしまっています。個々の意図が、個々で止まったまま、広がらないのです。

 ちょっと話がそれましたが、今回の問題はとにかく現場、営業、顧客が一つにまとまって乗り越えなければならないと思います。バラバラでは全く問題解決策は見つからないでしょう。負のスパイラルを乗り越えるには一体感を出すしかありません。世間にもっともっと訴えなければ、どんどん悪い方向に向かいます。努力が報われる時が本当の信頼を取り戻すことになると私は思います。

とにかく現場のみなさん、頑張ってほしいです!



2017年10月13日金曜日

この度の神戸製鋼所における不適切な問題について。

jr.です

この度の神戸製鋼所における不適切な問題につきまして、弊社ではHPならびにFacebookにて、見解を述べさせていただいております。予めご確認願います。尚、今後神戸製鋼所より新たに報告がある場合も直ちにお知らせいたしたいと存じますので、宜しくお願い致します。


2017年10月12日木曜日

かかるべきコストの見直しを

jr.です

まだ少し暑い日が続いていますが、近々いよいよ秋本番となるようです。今夏の喧騒より、弊社の能力もかなり低下しているという実感があります。設備の見直しも考えていかなければならないですが、現状喫緊の課題は人材です。なかなか難しい時期で、そんなにせかせか就職しなくても食えればいいという若い人たちが増えています。仕事にどういう魅力をもたせるかが、今後経営者の課題であると思っています。弊社の社員は皆真面目で黙々と作業をしますが、休日出勤が続くと体が心配になります。こんな時期でもありますので、休日に出なくてもいい方法を早急に考えなければならないです。しかし、短納期フル加工を売りにしている弊社は、なかなかシフトチェンジもすぐには難しい現状ではあります。コストもかかっており、通常の単価にて特急案件をうけるのは厳しいと言わざるを得ません。
 何に手間取るのかというと、これが現場作業もしかりですが、事務作業が一番大変です。様々な案件に対する検査資料の整理ですが、これにかかるコストはサービスになっています。お客様の方で行っている立会検査なども、ほぼ無償で行っているという事実があります。つまり製造に関する検査、証明書発行などは一部を除いてはほぼ無償なのです。通常の業務で処理できない資料作りは、日々の残業や休日に出勤してすることが当たり前となっており、これにかかるコストはその資料作りには反映されません。この事実は、昔から変わっておらず、業界全体からも見直しの声は近年高まっていますが、何も動きはありません。政治に訴えても、大企業につぶされてしまうのでしょうが、その声は届かないようです。それで政府は暢気にプレミアムフライデーや、ノー残業を声高に訴えており、問題の把握は全くしていないようです。中小零細企業が抱える問題をおざなりにして、大企業優先の政治を行い、そして日本の企業の8割を占める中小零細企業の衰退を招いているのです。本当にこの国はおめでたいです。(笑)
 弊社だけで声をあげても、現状は踏みつぶされるのですからお客様に丁寧に説明して理解を得るしか方法はないでしょう。しかし右へならえにはなりませんので、期待薄な方法です。こうして少しでも業界の実態を理解してもらうように、公に訴えていくしかないでしょう。

「かかるべきコストを見直し、適切な費用を頂く」

 弊社はこの秋、証明書発行の簡素化を図るために会社のコンピューターシステムを再構築しました。これにかかる費用は膨大です。しかし、それに伴う価格への反映は現状厳しいです。そんな会社は、弊社だけじゃないはずです。もっともっと我々中小零細企業の実態把握に努めてほしいと切に願います。